仏像

BUDDHA STATUE

なぜ私は日本で木を彫っているのか。

私にとって木を選んだことは自然な流れだったが、そのルーツを深く知りたいと思った。

そして日本に古くからある彫刻を知ろうと仏像修復の世界に飛び込んだのだ。

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東京藝術大学大学院文化財保存学専攻 保存修復彫刻研究室に在籍・助手として関わった8年間では、仏像について学ぶだけでなく、その制作者である先人の心や、仏像を長年守ってきた人々の想いに触れることができた。

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その中で、彫刻制作に対して自分が向ける気持ちと重なるものを感じたのだった。