​​懸魚

懸魚（げぎょ）

山梨県北杜市小淵沢町の『義光山矢の堂』は、北杜市指定文化財であり、

安永10年（1781）に現在地に再建されたものとされています。

茅葺入母屋造で破風に木造の立派な懸魚を下げています。

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地域の方々によって大切に守られている『義光山矢の堂』は、

2020年より茅葺き屋根を修繕することになり、経年劣化の進んだ懸魚も新たに制作することが決まりました。

この懸魚はお堂の再建当時のものである可能性が高かったため、

元のデザインと寸法に忠実に制作に取り組みました。材木は姫小松を使用しました。

経年劣化により細かな彫りが分からなくなっていた箇所は、波形の流れや資料からの想定復元を試みました。

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